ミリコの受難

事の発端は忘れもしない2000年12月28日に起こった。
前日から母親の入院でうちに連れてきていたモモコとミリコだったが、
日中私が母親の病院に行っている間に、どこかに爪を引っ掛けたらしく
帰ってみると、ミリコの右前足から血を流していた。
慌てて病院に駆け込んだが、結局その爪はペンチで根元から抜かれてしまった。
そのとき初めて猫の目から流れる涙を見たよ・・・。
痛かったんだねぇ?ミリコ・・・。

これが12月28日に抜かれてしまったミリコの爪。
先生が「持って帰りますか?」と言ってくれたのでつい・・・。
だって捨ててしまうのもかわいそうだったからね。

この日は私の誕生日だったのに(ーー;)

この時は、時間がたてば爪も伸びてくるから心配ないと、先生に言われ、
傷も順調に回復してきたので安心していたのだが、
半年経っても一向に爪が伸びてくる気配がない。
逆に怪我をした指先が膨らんで(どうも爪が指の中で伸びてしまって外に出てこれないみたい)
その上、においを嗅ぐと腐ったような匂いがしてきた。
これはやばい!!!と思って病院で相談したらやはり手術をする事に・・・。

手術後のミリコ。
痛々しい・・・。
結局、指の中で爪が伸びていたので、指先を切開して中の爪が出るようにしてあげたそうだ。
もっとひどくなっていたら、中の爪ごと取らなきゃいけないって言われていたので、最小限の手術ですんでよかったかも。
入院も一日で済んだのだが、退院後はすっかり元気を無くしてしまい「にゃあ」とも鳴かない。
ショックのあまり、失語症にでもなってしまったのかと思うほど(^_^メ)。

めでたく包帯が取れました。
あまり長いこと傷口を塞いでいるよりは、出来るだけ外気にさらして傷口を乾かしたほうがいいとか。
納得。
でも、こうなると今度は私の不負担が増える。
朝晩傷口の消毒をして、抗生剤を飲ます日々。
その上傷口を舐めないように気をつけなきゃいけない

・・・・てなわけで、エリザベスカラーを巻きました。今まで首輪も付けた事がないので、嫌がってます。
始めの頃は、気が狂ってしまったのかと思ったよ・・・。

カラーを巻いているのに、意地でも傷口を舐めるので、思い余って逆さに巻いてみました。
これが結構いける!!!
前足が突っ張って舐められないのだ。
照る照る坊主みたいでかわいいし(^_^;)、
ラッパ型に膨らんでいたカラーより動きやすそう

だんだん傷口も回復してきて、元気になってきたのでつい遊んでしまいました。
ボンボン型の猫じゃらしを背中に付けて、「ころ助なり〜〜〜」

・・・いけない飼主だよなぁ・・・。

この後順調に傷口は回復!
今では元のミリコに戻りつつあるのだ!!